茶器 茶道具 茶道買取商品詳細
茶道は独特の作法によりお茶を楽しむ日本伝統の文化です。茶道で重要な役割を果たす茶道具には、骨董品や美術品としての価値を持つ由緒ある名品が多数存在し、売買も多数行われています。
茶道とは客をもてなすための点前(てまえ)作法とともに、茶室を演出する茶器や掛け軸、花入れなどの茶道具が重要な役割を果たしており、茶道の隆盛とともに数多くの茶碗や茶道具が作られてきました。由緒ある茶道具は骨董品としての価値も高く、重要な文化財として現存するものも少なくありません。
人間国宝 板谷 波山
日本の近代陶芸の開拓者であり、陶芸家としては初の文化勲章受章者である。宮川香山の作品とともに波山の「珍花文花瓶」は明治以降の陶器としては初の重要文化財に指定されている。2014年に公開された映画「HAZAN」は波山の生涯を題材とした映画である。
1872年 茨城県真壁郡に生まれる。1889年 東京美術学校彫刻科に入学。岡倉天心・高村光雲らに学ぶ。1894年 美校受験者のための開成予備校で彫刻、攻玉社中学で図面を教える。1896年 石川県工業学校に彫刻科の主任教諭として働き、本格的に陶芸を開始する。1903年 東京高等学校窯業科嘱託となり、北区に工房を構える。の頃故郷の筑波山に因み、号を「波山」とする。1906年 日本美術協会展に出品、技芸褒状一等を受賞。1908年 日本美術協会展に出品、銅賞牌を受賞。1909年 日本美術協会展委員になり、皇后陛下に作品を献上。1911年 全国窯業品共進会で「白磁鳳凰文花瓶」「彩磁印甸亞文花瓶」が一等賞金牌を受賞。1914年 大正天皇即位記念東京大正博覧会にて「葆光彩磁孔雀唐草文大花瓶」で金牌受賞。1917年 第57回日本美術協会展にて「珍果花文花瓶」で金牌受賞。1953年 陶芸家として初となる文化勲章を受章。1954年 横山大観と共に茨城県名誉県民に推挙される。1960年 重要無形文化財萩保持者として認定されるも辞退する。
茶道具の種類と価値
茶道具は茶事に用いるさまざまな道具の総称で、主に次の5種類に分けられます。
種類 | 用途 | |
点前道具 | 茶碗、茶入、茶筅、釜、水指、茶杓 | お茶を点てるもの |
装飾道具 | 掛物、花入、香炉 | 床の間を飾るもの |
懐石道具 | 膳、椀、飯器、酒器 | 懐石の際に使うもの |
待合、露地道具 | 煙草盆、火入、円座、露地草履、蹲踞柄杓 | 待合や露地で使うもの |
水屋道具 | 茶巾盥、茶掃箱、箱炭斗 | お勝手に使うもの |
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- 鉄瓶
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- 茶器
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- 茶杓
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- 茶たく
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- 鱗炭斗
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- 香合
お茶は中国から伝わったため、初期の道具は唐物(中国製)が多く用いられてきましたが、日本の茶道の発展とともに和物と呼ばれる国産の茶道具が作られ、多くの道具が現在まで継承されてきています。由緒ある茶道具は、昔から高値で取引されていました。茶道具の中でも「名物」と言われる逸品は、特に価値が高く重要な文化財となっている品々も多く存在します。
茶道は日本の伝統文化であり、茶道具の中には骨董品、美術品として高い価値を持つものがあります。ご紹介したように、茶碗以外にもさまざまな茶道具があります。茶道に詳しくない方は茶道具の価値に気付きにくいものですが、ご自宅にも由緒ある逸品が隠されているかもしれません。一度探してみるのも良いのではないでしょうか。
骨董買取堂では、茶道具をはじめさまざまな骨董品や美術品の買取をしています。出張鑑定も致しますので、ぜひご利用をご検討ください。